2008年05月20日
修学旅行のおみやげ
加印学区の中学校では、中3生は今修学旅行シーズン真っ只中です。うれしいのは、ほとんどの生徒がみやげ物を買ってきてくれることです。 講師の席には、みやげの菓子の箱が数多く並べられています。
沖縄の「ちんすこう」、東京の「東京バナナ」、東京ディニーランドの「ミッキーのクッキー」北海道の「白い恋人」などさまざまです。このすべては生徒が中学校単位でいくらか出しあって各教場の先生にと買ってきてくれたものです。教室に飾ってあるプーさん・ミッキーマウスなどもみんな生徒のみやげです。ある時、教室の中にぽつんと一人いるミッキーを見た生徒がミニーがいなきゃミッキーがかわいそうだと言って、ミニーを買ってきてくれました。
生徒には「何を買って来てほしい?」と聞いてくる生徒もいます。また、沖縄に行ったある生徒は、一番沖縄らしさを表わしたみやげ物にしようと「さとうきび」わざわざを買ってきてくれました。しかし、この「さとうきび」5月は収穫時ではなく、探し回った結果デパートで冷凍物を発見、それを買い求め塾に持ってきてくれたのです。私の歯は結構強いんですが、顔をゆがめながら竹のように硬い茎にがぶりついて甘い汁を口に流しこみました。その甘さは何とも表現しがたい甘さでしたが、生徒の気持ちがいっぱいこめられた甘さでした。
学生時代私は、友人と2人で沖縄すべての島をバイクで回ったことがあるのですが、生徒の思いがけない「さとうきび」の土産が私の若き時代を思い出させ、授業は私の学生時代の話で大いに盛り上がりました。
でもうれしいですね。生徒とこんな関係が築かれていることが。今、教場では生徒の修学旅行のみやげ話で盛り上がっています。