2024年04月25日
思い込みの壁
人間、自分の姿ほどわからないものはない。周りにいる身近な人間がそういうからとか、親しい人、そうでもない人、自分から遠くにいるように感じる人、関心のない人、初対面の人、それこそ知らない誰かが、こういってるからとか、何をもって、こういう人だと限定してしまうのでしょう。人間にはあらゆる面があって、ここではこう振る舞うけれど、あそこでは、全く違うなど、誰しもあることです。また、今日の自分、明日の自分と、刻々と移り変わっていきます。
だから、誰かが言っているからとか気にすることなく、自分がこうなりたい、こんなことがしてみたいと思っていることがあるなら、どんな小さなことからでも、自分の心を動かすものを大切にして、今、やるべきことを精いっぱいやっていく(邪な心をもたず、無心に)と、良い巡り合いがあったり、思わぬ良い方向へ向かったりということが起こったりします。物事は言った通りではなく、自分が、行った通りになるといいますから。
生徒さん場合だと、自分は数学が不得意とか、英語が無理とか、点数が出てくることもあり、また、周りからも言われたりというようなことがあって、自分はできないと思い込んでしまうのです。色々な体験談や、どんなにみんな不安や焦りをもって過ごしているか、どうやって打開したり、前に進んで行ったかを話したり、具体的にどのようにやるかを提案していくと、自分で進んでいくことができるようになります。大げさにいうと、年齢に関係なく自分で思い込みの壁を作らなければ、より良く変化していくことができます。そうはいっても、苦難の中にあっては、必死でもがいているので、視野が狭くなってしまいます。だからこそ、それを和らげ、ともに歩む手立てを探る場所(居場所)が必要だと思うのです。