2022年06月01日

人生を一流で終える

今は亡き野村克也さんがよく口にしていた言葉を思い出す。

「金を残すのは三流、名を残すのは二流、人を残してこそ一流…」
 
 彼の薫陶を受けた人は、ヤクルト監督の高津臣吾、阪神監督の矢野燿大、西武監督の辻発 彦、楽天監督の石井一久、そして日本ハム新監督の新庄剛志など数えればきりがない。多くの人材 を残し。自分の人生を一流≠ニいう形で終えた証しでもある。

ゴルフの世界にもいまだ健在だが一流≠ェいる。ジャンボと呼ばれる尾崎将司さんだ。彼の戦績は日本 94勝 (国内メジャー 16勝)ととてつもない。最近は体を壊して大会での雄姿は見られないが74歳になってもシニアの大会には一切出ず、レギュラーツアー出場に固執している。

 
その彼が主催しているジャンボアカデミーからは多くの門下生を輩出している。その代表的な選手として笹生優花(20)、原英莉花(22)、西郷真央(20)などがあげられる。彼女らはいずれも日本を代表する選手であり、アメリカツアーで活躍している選手もいる。それだけでなく、ジュニアから新しい人材もどんどん発掘している。

 特に西郷真央選手は、ツアー10戦中5勝と絶好調だ。彼女は、昨年優勝できず2位に何度も甘んじてきた。その悔しさがこの戦果を生み出す原動力になっているのだろう。
 ”人は悔しさをばねにして成長する。”
それを地でいっているのだからスゴイとしかいいようがない。

最近の女子プロを見て、活躍している選手が20代前半と若く、彼女らが持っている技術の高さに驚かされる。ゴルフ界は長らく韓国勢に押され気味だったが、渋野選手が全英オープンで勝利するなど、日本人選手の活躍がめざましい。明るい日本の未来を見たような気がする。
私の人生も彼らと同じよう、一流で終われるだろうか。


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