2024年07月31日

阿部詩選手敗れる

パリ五輪柔道女子52キロ級で2回戦敗退した阿部詩選手。畳を降りても会場に響き渡るほど泣き叫ぶ姿が痛々しかった。私は阿部詩選手の大ファンだが、あの姿を見たくなかったし、見せてほしくはなかった。

阿部詩選手には五輪二連覇の期待がかかり、相当なプレッシャーもあっただろうし、かなり激しく、苦しい練習に打ち込んできたことだろう。


でも、柔道は、日本発祥のスポーツであり、唯一のオリンピック種目だ。男女の違いはあるにせよ、これに打ち込む選手を私たちは「柔道家」と呼ぶ。他にそんなスポーツは他にあるだろうか。


勝負だから勝ち負けはもちろんある。負けた悔しさもわかる。でも勝っても負けても「礼節を重んじ」て取り乱さないというか、毅然とした冷静な態度をとってほしかった。それが勝者に対するリスペクトにもなる。

負けて泣くこともあるだろう。でも観衆の前でのあの大泣きはいかがなものか。人を感動させる涙もあれば、人をひかせる涙もある。


優勝した兄の一二三選手は、決勝戦が終わった後、正座をして試合場に深々と頭を下げた。これこそ「柔道家」の姿ではないだろうか。

武士道に打ち込むを武士の姿を見たような気がした。


これだから日本の柔道は『世界の柔道』になったのだ。


阿部詩選手には負けて更に強い人間として大きく成長してほしい。

2024年07月05日

座右の銘

座右の銘は、いつも自分の傍において、自分を鼓舞したり、戒めるため、日ごろから心に留めている言葉を指します。


「座右」は「身近なところ」を意味し、「銘」は「石や鉱物などに刻み付けた文字」という意味があるようです。
子どもたちはこの座右の銘を持っているのだろうか。
 
私は高校時代、先生から言われた言葉がある。

  努力して、後悔をした人を見たことがない。
  練習して、下手になる人もいない。
  勉強してバカになる人もいない。
  何かをして変わった人もいても、
  何にもしないで変わった人はいない。
 

懸命に生き、努力せよ。道は開かれる。この言葉を心に刻み、励んで青春の道を切り開いて 
 欲しいものだ。
  

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